本来お似合いになる色となりたいイメージ・見せたいイメージの色は同じとは限りません。
似合うとなりたいイメージの色のすり合わせ方、似合うを知ったうえで、なりたいイメージの色を取り入れる活用法を、お客様(Y様・男性40代)を例にお話ししますね。
新規事業の立ち上げに当たり、お客様(Y様・男性40代)のブランディングのためのカラー診断、カラーコーディネートをご依頼いただきました。
奥様、お嬢様と一緒にいらしてくださいましたよ。
本来「似合う」パーソナルカラータイプ
Y様に本来お似合いになるカラータイプはウィンターでした。
ウィンターの中でもビビッドウィンター、とにかく青みの強い色がフィットします。
- 精悍に見える
- 健康的で肌のツヤ感が増す
- 目鼻立ちがクッキリし、程よい陰影がでる
- 信頼感が増す
フィットする色のグループで、このような現象が表れました。
二番目に似合うセカンドはサマー。サマーの中でも、とにかく青みの強い色がフィットします。
見せたいイメージ
Y様の見せたいイメージは、
- 兄貴のように気軽に相談できるイメージ(=親近感)
- 頼りになるイメージ(=信頼感)
- 「ああいう40代になりたい♪」(=憧れられる)
このようなご希望をお持ちでした。
見せたいイメージと本来の「似合う」をマッチングする
本来、お似合いになるのはとにかく青みの強い色ですが黒やチャコールグレー、ダークネイビーなど強い色も含まれ、普段着る色だそうです。
Y様にとてもお似合いになりますが、見せたいイメージで考えると黒やチャコールグレー、ダークネイビーは強すぎるのです。
Y様は身長が180㎝以上で肩幅が広く・胸板も厚いのです。
フェイスパーツは直線的で、声は複式発声で響き通る。強さを感じさせる一方、威圧感を感じさせてしまう可能性もあるのです。
強い色を広い面積でお召しになると威圧感や近づきにくい印象になります。
威圧感を感じさせる≠親近感・信頼感となり、見せたいイメージと真逆になってしまいます。
ですので、新規事業で人前に立つときは黒やチャコールなどは出来るだけ避けるか、面積を小さく取り入れるようお伝えしました。
トーンを上下させる
もともと強めの印象を持ちですので、色のトーンを柔らかくすることで、印象を和らげる(親近感を持たれる)ことができます。
ビビッドトーンが本来フィットするY様ですが、ビビッドトーンだけで全身をお召になるのでなく、一段下げ、ブライトトーンの面積を多くし、柄などポイント的にビビッドトーンを入れると、引締まります。
親近感と信頼感を持たれるカラーコーディネート
Y様がお持ちのグレーのニットやジャケットで、「どうすれば親近感と信頼感を持たれるか?」をテーマにカラーコーディネートでご提案しました。
オフィス(スーツとシャツ)のカラーコーディネート
※画像左上
Y様の職場は、30代の女性が多いそうです。
女性に受ける色はピンクと思われることが多いですが、そうとも言えません。
ピンクは、着る人によっては遊び心が出過ぎてしまうことがあります。
ですので、グレーのジャケットにはラベンダーのシャツを合わせることを提案しました。
ラベンダーは、ピンク(女性性・遊び心)とブルー(クール・信頼感)の中間なので、ピンクの遊び心とブルーの信頼感を併せ持っています。
新規事業でのカラーコーディネート
※画像右上
Y様がお持ちのグレーのニットで、オフのカラーコーディネートを提案しました。
ボトムスはキレイ目のデニムです。
やはりラベンダーのボタンダウン或いは、ラベンダーと純白のギンガムチェックをお勧めしました。
ギンガムチェックは、柄が大きくなるとカジュアル度が増し、親近感を持たれやすくなります。
特に、印象が強めのY様の雰囲気を和らげるにはお勧めの柄です。
ゴルフ場往復のカラーコーディネート
※画像下2枚
新規事業ではゴルフに行くことも多いそうで、ゴルフ場の往復のカラーコーディネートを提案しました。
Y様がお持ちのグレーのニットにピンクのトップス、ボトムスは、ブルーのチノパンやリネンパンツ(夏)。
ウエストにタックが入っているとキレイ目な印象になります。
カラーコーディネートも「見せたいイメージ」を大切に
パーソナルカラー診断で○○シーズンです。
似合う色は、◇◇です。
とアドバイスされる事って多いですよね。
でもね、大切なのは「どう見せたいか?」「どうなりたいか?」なんですよ。
カラー診断を受けるなら、アナリストさんに質問しましょう!
こう見せたいなら、こうなりたいなら、どういう色が良いですか?と。
こういう傾向の色にしましょう!とアドバイスしてくれるはずです。
苦手、着ない方が良いと言われた色でも、好きなら着るべき、とも思います。
苦手を素敵に着る方法をアドバイスするのがイメージコンサルタントの役割ですから。
大切なのは、あなたの気持ち、そして直感です。
気持ちや直感を信じるためにも、どんな色がフィットし、どんな色が苦手か、苦手の攻略法は知っておくと良いですよ。
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