ヌケ感とは何でしょう?
明確な定義はなく、ファッションや所作がきちんとした印象なのに、柔らかさや人間味が感じられる様を表します。
このページでは、簡単なヌケ感の出し方をお話しします。
ヌケ感の出し方
簡単なヌケ感の出し方は、表情で表現する、です。
表情でも笑顔なんです。さらに、歯を見せた笑顔。
TPOが許されれば、上の歯と下の歯を開けた笑顔が一番ヌケ感を表現できます。
緊張している時、奥歯を噛みしめていませんか?
歯と歯を開けた笑顔がより理由は、口を閉じていると緊張感や固い印象を持たれるからです。
気を付けてたいのは、口をあけた笑顔の場合はとくに頬と口角を上げる事です。
口を開き口角・頬が下がっていると、だらしない印象になってしまいますから。
なぜ笑顔でヌケ感をだすと良いのか?
ファッションや立居振舞でヌケ感を出そうとすると、だらしなさや、知的でない印象を持たれやすくなります。
ファッションやヘアメイクは好みがあり、誰にでもヌケ感として受け取られる可能性は高くありません。
立居振舞は、基本ができている方が崩してこそヌケ感になりますが、そうでない場合は、だらしなさが際立ちます。
ところが、笑顔を苦手と感じる方は少ないのです。
笑顔は人を(自分も)和ませます。
ですので、笑顔でヌケ感を醸し出すことをお客様にもオススメしています。
そもそも、なぜヌケ感が大切なのか?
2つ理由があります。
親近感を感じてもらいやすい
きちんとしている方が、ヌケ感を醸し出すと良いギャップになります。
よいギャップは親近感を感じてもらいやすくなります。
親近感を感じてもらえると関係性がスムースになります。
腹を割った話もしやすくなり、有益なヒントも得やすくなります。
相手の緊張感を和らげる
こちらが1ミリのヌケ感もなく、きちんとしすぎていると、相手は緊張感を持つことがあります。
緊張感を持たせてしまうと最高なパフォーマンスを引き出せなくなります。
相手に最高のパフォーマンスを期待するなら、こちらがヌケ感を出すと良いでしょう。
ヌケ感が活きてくる条件
あとでお話ししますが、日ごろからヌケ感満載の方はヌケ感を醸し出しにくいです。
ヌケ感が活きてくるのは、日ごろから
- 姿勢がよい
- 約束は、しっかり守る
- お仕事は、きっちりこなす
など、きちんとしている方がたまに見せるヌケ感だからこそスパイスとして活きてくるのです。
カフェマキアートをイメージすると分かりやすいでしょうか。
マキアートは深入りの渋いエスプレッソに、まろやかなミルクを、ほんの少量浮かせますよね。
エスプレッソに、まろやかなミルクが少量だからこそ活きてきます。
まろやかなミルクに、まろやかなミルクを浮かせたら、ただのミルクですから。
普段から、ある程度きちんとしているからこそヌケ感が活きてくるのです。
少し難しく感じましたか?
まずは姿勢を美しくして笑顔でヌケ感を醸し出してみてください。