着やせのコツは「直線を入れる」「ボリュームはトップスかボトムスだけにする」「色の濃淡」などポイントです。
濃い色だけでまとめると、ほっそり見えますが重くなり着やせはしません。着やせのコツを色・形・素材で解説します。
色のコツ
<膨張色と収縮色>
淡色は膨張色、濃色は収縮色と言われます。
上の図は同じ大きさで色だけ違います。
淡色は軽やかに見えますが、膨張効果で実際より大きく見えます。
濃色は収縮効果があるからいって、全身を濃色だけでまとめると重くなり、身長が低く見えます。
身長が低く見えると縦横比で幅が強調されます。
ですので、攻略法が必要になります。
色で着やせするポイント
淡色、濃色をポイント使いするのがポイントです。
- ベルトをプラス
- スカーフをプラス
- 羽織をプラス
- 色リンク(ベルトとパンプスなど)
するだけで単色は引締まり、濃色は軽やかになります。あるいは、
- トップスが淡色ならボトムスを濃色にする
- トップスが濃色ならボトムスを淡色にする
など、淡色・濃色でバランスを取ると軽やかで引き締まります。
形のコツ
<画像A:着やせするフレアスカート>
たとえばフレアスカートなら、サーキュラースカート(広げると円になる)がオススメです。ウエスト周りをほっそり見せます。
モデルさんの着用例でみていきましょう!
左:タックがしっかり入ったフレア(ハリのある生地)
左2番目:ギャザーが全面に入ったフレア(凹凸のある生地)
右2番目:タックが全面に入ったフレア(落ち感のある生地)
右:サーキュラースカート(落ち感のある生地)
上の画像Aでは右2つは着やせ効果が期待でき、左2つは着やせ効果が期待できません。
<縦ラインで着やせする>
縦ラインが入ると着やせ効果が期待できます。
タイトスカート前スリット(左):生地に凹凸がありますが
- 前スリットで縦ライン
- トップスにスカートと同じ色の縦ライン
ワイドパンツ(右):
- センタープレスとサイドスリット
- トップスのえりがV
- 高めで絞ったウエスト
で縦長効果、着やせ効果が期待できます。
- ウエスト周りにギャザーやタックがない
- 大きい・立体的なポケットがない
- 股上が深め・ウエスト位置高めに
- ボリュームはトップス・ボトムスどちらかに
- 縦ライン(センタープレス、スリットなど)がある
と、着やせ効果が期待できます。
生地のコツ
- ハリのある生地(タックやギャザーがなければOK)
- 凹凸のある生地(ジャガード、ツイード、ザックリ編のニットなど)
は広がりやすく太って見えます。(Aの画像・左と左2番目)
ですので、
- トロミ、落ち感のある素材
を選ぶと良いですよ。(画像A・右と右2番目)
柄のコツ
次に着やせ効果が期待できる柄と太見えする柄をみていきましょう!
着やせする柄
<着やせストライプ>
ピンクのワンピース左2点、ネイビー右2点でみてみましょう。
左:無地
左2番目:ピンストライプ(細いストライプ)
右2番目:ネイビー無地
右:ネイビーシャドーストライプ(織のストライプ)
無地よりピンストライプとシャドーストライプの方が着やせして見えます。
柄を確認しましょうね。
ピンストライプ:細いストライプ(縦縞)
コントラスト(色の差)の小さいもの
シャドーストライプ
織のストライプも、さり気なく着やせを叶えられます。
太見えする柄
<太見えする柄>
大きな柄は小さな柄より太見えします。
左2つ:「細いボーダー」と「太いボーダー」です。
中央2つ:「小さいチェック」と「大きなチェック」、右2つ:「小さいドット」と「大きなドット」
柄を確認しましょう。
ボーダー
横に広がるのでふっくら見えます。
チェック
大きい、コントラストが強いチェックはふっくら見えます。
ドット
大きい、コントラストも強めのドットはふっくら見えます。
ロンドンストライプ
ストライプでも幅が広いとふっくら見えます。
- 細いストライプ
- コントラストが弱いストライプ
- シャドーストライプ
を選ぶと、さり気なく着やせ効果を発揮します。
スタイリングのコツ
ここまで色や生地の質感、形、柄で細見えする方法をお話ししました。
スタイリングで着やせする方法もお話ししましょう。
それは、細い部分
- 首
- 手首
- ウエスト
- ひざ下
- ふくらはぎから下
- 足首
を見せる、です。
上の画像は高さ・幅は同じです。
左:首・手首・足首を見せず、ウエストもマークしていません。
右:首・手首・足首を見せ、ウエストをマークしました。
細い部分を見せるとメリハリが出て引き締まります。ヌケ感も感じられるのでオススメです!
画像右はサッシュベルト(太ベルト)でウエストマークしています。
骨格タイプ別サッシュベルトの選び方・巻き方も参考になるかもしれません。
ここまで「色」、「形」、「素材」などで着やせするコツをお話ししました。
つぎにアイテム別に復習しましょう!
アイテム別着やせのコツ
スカート
- サーキュラースカートで腰回りのボリュームをおさえる
- ボリュームトップスにはタイト~ストレートのボトムスを合わせる
- 前スリットがあるロングスカート
- 大きな柄・コントラストが強い柄は避ける
1、フレアスカート(左)は、落ち感のある生地のサーキュラースカート(広げると円になる)が腰回りのボリュームをおさえます。
2、ボリュームがあるトップスにはタイトやストレートのスカートを合わせるとメリハリがでて着やせ効果が期待できます。
3、ロングスカート(右)ならストレート~広がらないAラインで広がりをおさえる。前スリットがあるとスッキリ見えます。
4、大きな柄やコントラストが強い柄は重くなります。
パンツ
- センタープレス
- 細いストライプ
- 大きな柄、横線が目立つチェックは避ける
- タック、ギャザー、ハリのある生地は避ける
1、センタープレスが入ると縦長効果が期待できます。(画像左)
2、細い、コントラストが弱いストライプ(例:ライトグレー地にオフホワイトなど)、シャドーストライプは着やせ効果が期待できます。(画像左2番目)
3、大きな柄、横線が目立つチェックは錯視効果で幅を感じさせます。(画像右2番目)
4、ハリのある生地やタック、ギャザーが入るとウエスト周りに立体感・幅を感じさせます。(画像右)フレアスカート同様、落ち感のある生地もオススメです。
ロングニット・コート
- インをアルファベットIを意識する
- ウェストマークする
1、インのトップス・ボトムスを同じ色に、広がらない細身のシルエットにしアルファベットIにするとロングカーディガンでもスッキリ見えます。(左)
2、Aラインなど広がるアウターはベルトでウェストマークしましょう。(画像右2番目)
それでは次に骨格別に着やせのコツをお話ししましょう!
骨格別着やせのコツ
<骨格別・着やせのコツ>
骨格ストレート
骨格ストレートはボディーに立体感があるので、直線を入れてスッキリ見せましょう。
- Vネックなどシンプルなトップス
- タイト、ストレート、台形スカートなど直線的な形でギャザーやタックがウエスト周りに無いボトムス
- ワンピースはウェストマークする(ベルト)
上の図だと①がオススメです。
フレアスカートを着るなら:②台形に近いサーキュラースカート(広がり過ぎない)で、ウェスト周りにタックやギャザーが無いタイプ。
フンワリしたトップスを着るなら:③ボトムスはタイト、ストレート、台形のシンプルなスカートで引き締めましょう。前スリットが入るとスッキリします。
骨格ウェーブ
骨格ウェーブはボトムスに比べトップスが華奢な方が多いので、
- 腰回りのボリュームを控え目にする③
- 肩周りにボリュームを足す④
上の図だと③、④がオススメです。
③は、トップスが身頃にギャザーが入ったシフォンで、肩に軽やかなボリュームをプラスしています。
腰回りの幅が気になる:④肩周りにボリュームを足し対比効果をねらいます。ハイウェストのストレートや台形のスカートで引き締めましょう。
骨格ナチュラル
骨格ナチュラルは肩幅が広く感じる方が多いので、ベルトなどでウェストマークしましょう。⑤
ウェストマークしないと「肩の幅=ボディーの幅」に感じられ、実際より幅が広く見えるからです。(「ロングニット・コート」の図・左2番目と右)
骨格別2019年トレンドスカート
2019年のトレンドスカート、細プリーツスカート、前スリットスカート、ティアードスカートを骨格別に見ていきましょう!
骨格ストレートはボディーに立体感がある方が多いので、②の前スリットのストレート~台形スカートで縦ラインを入れると着やせ効果が期待できます。
ウエストにギャザーやタックが無いタイプを選びましょう。
①の細プリーツはシフォンなど軽い素材でなく、落ち感がある素材ならいけそうです。
③のティアードスカートは着やせ効果は期待できません。
骨格ウェーブは①②③とも、
- 軽い素材
- 着丈を短めに
- ウェスト位置を高めに
- トップスをふんわりと
を意識すると行けそうです。
骨格ナチュラルは①②③とも行けそうです。
身長が低めの方は、
- 着丈を確認
- ウェスト位置をいつもより高めに
を試してください。
あなたが着やせるコツは?
着やせるコツをお話ししてきました。
色・生地の質感・形や柄などで着やせが叶うと、服選びの選択肢が増えます。
「あなた」が着やせるコツは、身長やボディーライン、重心位置によって違ってきます。
イメージコンサルティングでは「あなた」が、より素敵に見えるコツをアドバイスしています。
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