丈感は印象を左右する

丈感は、身長ボディーバランス、骨格、生地の質感・色、服の雰囲気で決まります。

「あなた」のスタイルアップをかなえる丈感のポイントをお話ししますね。

丈感・身長・見せたいイメージの関係

小柄さんがすらっと見せたい

  • ショート丈~膝丈位まで
  • ウエスト高めの位置
  • ベルトなどでマークする

と視線が高い位置に上がり、すらっと足長に見えます。

長身の方が小柄に見せたい

  • 膝とくるぶしの中間からくるぶし丈
  • 短めのコートなら長いボトムスを合わせる

がオススメです。

長身の方がトップスもボトムスも短くすると、長身を強調します。

人の視線は線を追って点で止まるという特性があります。

ですので、身長の低い人が長い裾(裾位置が低い)を着ると、人の視線も低いところにポイントが行き「小柄さん」と認識されます。

身長の高い人が短い裾を着ると、高いポイントに視線が行き「長身さん」と認識されます。

骨格3タイプと丈感

私が実際にコンサルで行う骨格診断は、一般的な3タイプにボディーバランスを合わせ診断していますが、ここでは骨格3タイプでお話ししますね。

骨格ストレートさんの丈感

  • 丈感は、ロングコートの場合、膝が隠れる位。
  • 身長やファッションテイストによっては、ふくらはぎ位。
  • ショートコートの場合、ヒップが半分隠れる位。
  • ボディラインに沿うデザイン。Iライン
  • 適度なフィット感。(ジャストサイズ)

骨格ナチュラルさんの丈感

  • 丈感は、ロングコートの場合、膝が隠れる~くるぶし位。
  • ショートコートの場合、ヒップが隠れる位。
  • ボディラインに沿うデザイン。Aライン・Yライン
  • ややルーズなサイズ感。

骨格ウェーブさんの丈感

  • 丈感は、ロングコートの場合、膝が見える~膝が隠れる位。(例外あり)
  • ショートコートの場合、ヒップが腰骨にかかる位。
  • ボディラインにピッタリと沿うデザイン。Xライン
  • ベルトや切替が高めにあるデザイン

肩幅が広い骨格ウェーブの丈感

一般的に骨格ウェーブの丈感は、短めと言われますが例外があります。

例外とは、肩幅がある骨格ウェーブさんです。

肩幅が広い骨格ウェーブさんは長い丈でもバランスが取れます。

肩幅ウェーブの丈感

上の図は、肩幅さんが短い丈(中央)と長い丈(右)を着ています。

ウェーブさんでも、肩幅がある方は長い丈で肩の幅感を和らげます。

肩幅ウェーブさんが長い丈を着る注意点

  • 軽い・柔らかい生地を選ぶ
  • ウェスト位置は高めにする
  • えり開き(顔型・首のバランスによる)を詰まり気味にする

と良いですよ。

コンサルのお客様を例にすると、シフォンやサテンのプリーツスカート85~90㎝(身長160~162㎝の場合)でもバランスよく着こなしています。

顔印象と丈感

顔印象9分類

顔印象も丈感に関係します。

顔印象がキュートゾーン(上の図・左下)の方は、短め丈がシックリきます。

とくに小柄さんでキュートゾーンの方がロングを選ぶなら、ふくらはぎの真ん中~ふくらはぎが隠れる丈まで、を試してみてください。

コートの丈感

スカート派

スカートがコートに隠れるロング、か、スカートがしっかり見えるショート丈のコートがオススメです。

スカートがコートから5㎝くらい覗いてもOK!中途半端に覗くと間が抜けてしまう事があるので、お気をつけくださいね。

フレアスカートなど、ボトムスにボリュームがある場合、コートを

  • 短め
  • 細身

などコンパクトにすると、よりスタイルアップします。

パンツ派

ショート丈~ひざ上のコート丈がオススメです。

ワイドパンツのように、ボトムスにボリュームがある場合、コートや羽織は短めだと、よりスタイルアップします。

ディープウィンター・モデル

上の写真は、骨格ウェーブのモデルさんです。

  • 高めの襟
  • ハイウエスト
  • ショートジャケット

でポイントを上げています。

長身で骨格ナチュラルの方は、ワイドパンツにロングコートで、よりスタイルアップする方が多いです。

コートの丈感・骨格分析

長め丈のコートをパンツと合わせる場合は、コートの前を開けて着ると、すっきりしますよ。

この時、インのトップスとボトムスを同じ色にしてIラインを作ると

  • まとまり感
  • 長身効果

が期待できます。

コートの丈感・骨格分析

「骨格タイプだけ」で丈を選ぶと外すことがある!

はじめに話したように丈感は、

  • 身長
  • 見せたいイメージ
  • ボディーバランス
  • 骨格
  • 生地の質感・色
  • 服の雰囲気

で決まります。

骨格ナチュラルだから「トップス」も「ボトムス」も「アウター」も長いとステキ、ではありません。

ナチュラルでも、身長が低かったり華奢な方が、全身長い物を着ると重くなります。

生地の質感・色も影響します。

明るい色は軽やかに、暗い色は重くなります。凹凸の無い素材は軽やかに、凹凸のある素材は重くなります。

丈感を外すと「だらしない」印象になりかねません。

美的イメージアップ塾のイメージコンサルティングは、「あなた」がスタイルアップする丈感もアドバイスしています。